グーグルは先進的な技術を無償提供し続けている。
Google ツールバー(検索窓提供サービス)
Google デスクトップ検索(ローカルPC検索サービス)
Google モバイル(携帯サービス)
Google Gmailサービス(大容量メールサービス)
Google サイトマップ(ロボット巡回サービス)
Google アース(衛生写真)
Google Picasa(画像編集ソフト)
そして、2006年6月6日には、Google Spreadsheetという無料の表計算ソフトを発表している。
マイクロソフトのエクセルに対する挑発行為だ。
6年6月6日でオーメンと掛けているのかもね。
まるで、能ある鷹がツメを隠していたかのように、「本音と実力」をちらつかせている。
「僕の力はまだまだ、こんなものじゃないよ」と不適に笑っているかのようだ。グーグルに関連する本も2005年が増え始めた。
グーグルがポータルを持たなかったもう1つ理由は、倫理観の問題だ。
これだけの情報を有することが世間に認知されれば、情報公開を迫られる。
例えば、日本で自民党が圧勝するために、自民党からグーグルで検索された時に、「自民党が優先して検索結果の上位に表示されるように計らってくれないか?」という、お願いは想像に難くない。
逆に頼まれなくても、グーグル内部でアルゴリズムを調整すれば、世論を意図する方向へ変えることができてしまう。
株式操作や、ある特定の法人が運営するサイトの訪問者を上昇させることが可能だ。
やってなくても、「やってるんじゃないか?」と疑われても、「やってません」と証明することは難しい。
それが、もしポータルがあって、人対人という主観が全面に出ていると、上記の癒着と嫌疑は深まってしまう。
そうなれば、その国ではグーグルは使ってもらえない。
あくまでも、ロボットなので客観的であり、「私は知りませんよ」という態度を貫く必要があった。
ポータル化はそのポーズを貫くのに邪魔なんだよね。
因みに中国では、グーグルにアクセス制限が掛けられているともいわれている。政府にとっては、グーグルは都合が悪いんだろうね。
ここのところ、活発化しているグーグルだけれど、では、次のグーグルの目的はなんだろうか?
それは、ポータル化なんだよね。
ポータル化を回避してきたグーグルだけれど、ここに来てポータル化の兆候が現れている。
とはいえ、普通の人には分からないと思う。
二重、三重に隠蔽されているからね。
僕の推測では、そろそろユーザーから、「せっかく新規にサイトを作ったのに、ロボットがなかなか巡回してくれない」という苦情が出るだろう。SEOを施しても、ロボットが来てくれなければ意味がないからね。
そこで、グーグルは「世界中に散らばる情報が多過ぎて、ロボットが巡回しきれない」と泣き言を言うはずだ。
それが本当かどうかは分からないけれど、世間はこんな要望を突きつけてくるはずだ。
「情報が増えるのは仕方ないから、一刻も早くロボット型検索エンジンの機能向上を実現させ、情報の整理をして下さい」
この声が高まれば、いよいよグーグルはポータル化をはじめる。
「嫌々」ながら対応をするけど、本音はほくほく顔だろう。
といっても、ヤフーやMSNとは違った方法でポータル化を目指すはずだ。
じゃないと、ロボットという客観性と倫理観が失われてしまうからね。
どうするかというと、とても簡単なんだけれど、直接グーグルのデータベースに情報を保存してもらうように促せばいい。
データベースに直接情報を保存すれば、ロボットがネットを巡回する必要すらなくなるからね。
外部のコンピュータにあるから、情報がいつまでたっても把握できず収集できないわけだから、それを自社内に誘導すれば簡単に解決する。
GoogleのGmailは正にこの発想だ。Gmailが招待制なのは、あたかもこのサービスを保守的に行われているかのように、見せかけるためだ。
実際には、マイクロソフトのOutlookや、ホットメール、ヤフーメールといったフリーメールに対する布石なんだろうね。
で、グーグルのサーバースペースをユーザーに提供してしまえば、あとはユーザーが勝手にコンテンツを作ってくれる。
「グーグルのサーバーに直接データを書き込めば、すぐに検索結果に反映されますよ」とアナウンスすれば、すぐに飛びつくだろう。
ユーザーがグーグル内にコンテンツを作ると、それをヤフーやMSNのロボットが巡回するようになる。
まさか無視はできないよね?
ロボット巡回は他社にやらせて、自分の体力は温存すればいい。
別にお金を掛けて派手なポータル化をする必要もないよね。
巡回せずとも、自分のデータベースに既に情報があるわけだから、他社より正確で素早い検索サービスを提供できてしまう。
気に入らなければ、追い出すことも可能だ。
Google Spreadsheetのように、ネットワークで複数人で利用可能なアプリケーションが充実すれば、もはやマイクロソフトのウインドウズは、インターネットに繋ぐだけのOSとしか必要とされない。
パソコンは小型化して、ソフトが不要な分安くなり、ノートパソコン並になるかもしれない。
安くなればユーザーはさらに増加して、ネット上の情報は増大するから、検索の需要は増すばかりだ。
ローカルの自分のパソコンにデータを保存するより、ネットワークのグーグルのサーバーに、データを保存する方が安全となれば、次に消滅するのはスパムメールと、セキュリティ系ソフトだ。
ユーザーは大喜びだろう。
グーグルは市場を根底から覆すだけの可能性を、マイクロソフトよりも持っているわけ。
次代は、Mでもなく、Yでもなく、Gが鍵を握っているといっても過言ではない。
では、我々のビジネスはどうなるか? というと、消耗戦を避けられない。結局、グーグルがやろうとしていることは、反勢力であって、反体制ではないんだよね。
現状が不満だからといって、現体制に対して反発しているだけで、マイクロソフトの首をとったとしても、やることはマイクロソフトとなんら変わらない。
Mの紋章がGに変わるだけで、我々のビジネスはお釈迦様の手の上にある。
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